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第三十三話⑤ ※※※

Penulis: 三木猫
last update Tanggal publikasi: 2026-05-30 09:35:14

樹先輩がトイレから出て来た姿を確認して、ちょっと驚いた。

まさか、あの樹先輩がこんな汚れるまで動くとは思わなかったから。いや、だって、樹先輩だよ?

「美鈴。ひとまず俺が持って来たものの内容を確認してくれ。あと、これは持ち運びできなかったものとか、気になった事のメモだ」

「了解」

樹先輩が、これはえっとバスタオルかな?の包みを床に置いて、くるっと今来たトイレに戻ろうとした。

え?ちょっと待って。そんな直ぐにまた行くの?危なくないっ?

「樹先輩、ちょっと待っ」

「美鈴。風呂、借りるぞ。この埃だらけの状況耐えられない」

「……あ、うん。どうぞ」

なんだ、風呂か、心配させんな、樹先輩の馬鹿。

でも、お風呂?タオルとかどうするんだろ?

とは思ったけれど、それ以上にある事に気付く。

「樹先輩?着替え、どうするの?」

「……確かに」

樹先輩の足が止まった。着替えがないと結局汚れた服を着なきゃいけない。

それはお風呂に入る意味があるのか?って話になるよね。

でも何か気持ち悪い物にでも触れたんだよね、きっと。だから洗い流してしまいたいってなってんだろうな。気持ちは解る。
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